2024-05-20 10:27:50 #affinity
Affinity Photosのレイヤーには「画像」と「ピクセル」がある。
*レイヤーパネルのアイコンが違う
「画像」レイヤーを編集したい場合、「レイヤー」メニューで「ラスタライズ」して、「ピクセル」レイヤーに変換する。
イラレもフォトショもバージョン3から使ってた。やがてCSになりCCでサブスクになりとアプデしてきたが、フリーランスになって以降はもっぱら仕様書等々の資料作成と、たまに動画を作成するくらいで、バージョンアップの度に価格が吊り上がってたAdobeは超絶低コスパの厄介なツールになってたが、Adobeの買収&買収で、代替アプリはすっかり焼け野原w。乗り換え先が無くて長い期間倦ねてた。
そんなところにAffinity登場。注目してた所にセールをやってくれたこともあって、Adobe CCからAffinityに乗り換えたのはもう数年前。ちなみに動画編集は同時期にDaVinci Resolveに乗り換えた。
Adobeのつもりで使うと超絶理解不能な根本設計からがまるで違うアプリやが、動作は速いし、設計思想を理解しさえすれば、Adobeと比べてもほぼほぼ遜色無い機能が揃ってる。何より買いきりが助かる。
バージョン2になって更にいい感じに仕上がって、非常に重宝してる(せめて縦書き文字をサポートしてくれたらもう何も不満は無い。…いや、Designerのパス編集周りはもうちょっと頑張ってほしい。後、Photosで切り抜き選択とか画像拡張とかAI機能も頑張れ、ちょー頑張れ)。
しかし、色々とやりたいことの機能割り振りが分かりにくいAffinityで、特に謎な不具合として認識してたのが、Affinity Photosでたまーに部分箇所の複製やパッチ修正をしたい時、画像の一部を矩形や投げ縄で領域選択してコピペしようとすると、なぜかレイヤー全部しかコピペできず、部分のコピペができない、という現象。
「バグか?バグやな」と、その時その時で色々と別のやり方を工夫して処理してたが、長く使ってると「これはバグや無いな」な感じ。ごくたまーにしか遭遇せんが、遭遇する度に隔靴掻痒でちょーイライラさせられる。
そしてまた「それ」に遭遇した!いい加減怒髪天で、この機会に徹底的に原因追求して解消する!
ってことで、「Affinity Photos 2 矩形選択 全体がコピーされる」とか「Affinity Photos 2 部分選択してもレイヤーごとコピペされる」とかでググってみる(ちなみに「Affinity Photos」を指定せんとフォトショの情報ばっかダクダク出てくるし、「2」を指定せんと「無印(1)」の情報とか、iPad版の情報ばっか出てくるのが非常にダルい)。が、そこはまだまだマイナーアプリなんか、現象がユニークなんか、全然ヒットせんなあ。そしてYoutubeに行って探してみると、見る動画見る動画、普っ通ーに矩形や投げ縄選択で部分コピペしてる。いやうん、ワイもいつもはしてるんやけどやな。今出来んこの現象がなんなんかっていうのがやな。
うーん。まあ試しに、素材集から適当に選んで部分選択してコピペってしたらやなあ…
出来るがな!ほならば、ファイルを開いて自動選択して削除…
出来るがな!えぇ〜?さっき出来んかったのってどうやってたんやったっけか…?と、色々記憶と作業を辿って、「開いてる画像に画像ファイルをドロップ」すると、部分選択してもレイヤー丸ごとしかコピペできない。(後に、たまーになってたのは「クリップボードから新規作成」と判明)
何やろ?何が違うんやろか?と目をこらすと、レイヤーのアイコンが違うぅ!
マウスポインター当てると出るヘルプタグの「ピクセル」「画像」でググると、Affinityには「画像」レイヤーと「ピクセル」レイヤーがあり、「画像」レイヤーはAdobeでいうスマートオブジェクトみたいなもん(?)で、劣化せず扱えるデータの塊らしい。
これを普通に編集したい場合は、レイヤーを右クリックで「ラスタライズ」すると「ピクセル」レイヤーになり、部分選択してコピペしたり削除したりできるようになる、と。
Affinityのドキュメントサイト「画像レイヤーを「ピクセル」レイヤーにするには」には、ピクセルレイヤーに変換する方法として「[ペイントブラシツール]または別のブラシベースのツールを選択して、レイヤーにペイントします。」と書いてるが、描けへんがな!Affinityってこういうトラップが結構あんのよなあ。
そういえばそう、矢印とか罫囲みとかをちょっと描き込もうとして「なんや?なんで書けへんねん!」ってイラつくのもたまーになってた。結局、別レイヤーで描いたり、Designerで描き足してエクスポートしたりしてたがな。いやああああ。くっそやなああああw。
ということで、冒頭の結論やった。
結構重要度の高い、Affinity Photos使う上で理解必須な仕様やと思うんやが、今までAffinity Photosの使い方調べた中で目にしたことが無いんよなあ。どのルート通ったら知れたんやろか?
まあこれで今後のストレスがかなり軽減された気がする。結果オーライ。