VR逡巡

大阪梅田のVR施設、VR ZONE OSAKAが閉館。

【重要】VR ZONE OSAKA閉場のお知らせ | VR ZONE OSAKA
https://vrzone-pic.com/osaka/news/20201002_information_1.html

「くくく、まあよい。あれは関西VR四天王の云々」とググると、梅田ジョイポリスも日本橋のも、とっくの昔に閉鎖しとるがな。残るはあべのハルカスのお膝元、SEGA VR AREA ABENOが唯一となるのか。しかしネット上にほとんど情報無いなあ。

VR施設が立ち行かないのは以前に散々試算してて、まあ当然の結果やったんかと。一人当たりの占有スペース、占有時間、コンテンツの確保と入れ替えに機材メンテナンス、そして最大は、広告手法とリーチ。分かったようで分かれないってのがVRの最たる所なんで、ゲームメーカーの後ろ盾でも無いと、そもやってけんやろ、と思ってたが、それでもこのコロナ禍があったとは言え、後ろ盾があってもあかんかったかとは残念。

そもそもVRはホームエンターテインメントとして、ゲームセンターは当然、映画やテーマパークの娯楽施設は元より、旅行やショッピング、そこに至る旅程、そしてそれらのモチベーションたるコミュニケーション自体の代替となるもの(と思っている)。なんで、エンターテインメント施設としてやるには逆張りもいいところ(個人の感想です)。

それでもそうなると現状の経済がそっくりひっくり返ることになるんで、まあそういう事はまず選択としてあり得んし、まだまだリソースが足りなさ過ぎて、そこまではまだ実現不可能。なんで、まあしゃーないわな。

その辺、先日発表されたOculus Quest 2の、やっとOculus Connect改めFacebook Connectのキーノートも見れて、内容が分かってきたところだったんで、もろもろ合わさって特に感慨深い。コスパ度外視のスペックに、その上で、PCとつないでPC VRも可能とか、まあ完全にやる気全開で凄いなFacebook。

去年、Oculus関連の売り上げが1億ドルを超えたと発表されてたが、Oculus買収額の20億ドルに、それ以降に掛けた開発費を加えずとも、まるで割に合ってないが、「まだまだ何もかもに手が届いていないだけ」でしかなく、そういう意味では、今回のOculus Quest 2が、どれだけその足りないところを埋め尽くせるのかというところが非常に興味深い。

まあ、あの時点としても20億ドルでスタートアップを買収するとか、ザッカーバーグ自体が解っちゃえる状態で未来が見えちゃったんだろうなあと思うが、その結実が(これまでViveでVRやってきたもんで)知る限りFacebook Spacesだけなんで、現状、もしくはQuest 2の販売で、その辺見られるもんなんだろうか。実質的にVRの牽引力がFacebookしかない現状、未来への距離もFacebook次第と言えよう。

Amazonでも予約が始まって、何やら量販店店頭でもがっつり売りまくろうって状況らしい。そうしてポチってしまうところなんやが、スペックやパフォーマンスが劣るだけで開発環境も検証環境もあるっちゃあるんで、とりあえずは本分、自分でキラーアプリと言えそ気な動くモノができるまでは、Quest 2がどこまで世界を変えていけるのかを眺めておく予定。

まあようやっと手持ちのAssetの中をOuclus Goでうろつけるとこまでは漕ぎ着けた現状なんで、道はまだ遠く険しいんが。

検証程度ならOculus Goでもまだまだ十分

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